#12 ポイントをしぼって、簡潔に!
Aさんから、再度文案が届きました。
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title:Re:会社からの回答
岩沢さん
アドバイス、ありがとうございます。
相手のメールに回答する形式を取りながら作成し直しました。
ご査収のほどお願いいたします。
「J様
まず、Jさんからのメールに回答します。
>募集広告でもそのように謳っていますし、採用面接でもマネージャー、
つまり管理監督者としての採用である旨お伝えしています。
管理監督者は、会社から与えられた肩書きで決まるものではなく、実態
によって決まるものです。
例えば、昨今では、肩書きが店長であっても、管理監督者とみなされ
ないケースが多くなっているといいます。
>実際に、35万円という給料は会社の基準よりも10万円以上高く、相応の
金額をお支払いしています。
一般社員は基本給25万円プラスであって、寄駅から2駅以内の居住者には
5万円の住宅手当を別途支給しており、合計約30万円です。
営業マンはこれにプラスインセンティブが発生すると説明されました。
一般社員で最寄駅から3駅以上離れたところに住み、世帯主である者が
ほぼ存在しないと聞きました。実質5万円の差です。
同じコンタクトセンターの一般社員は、拘束時間がおよそ30時間短く、
しか7月か8月なるべく早いうちに30万にするとJさんより伺っておりました。
私は時給換算約1xxx円、一般社員は時給1xxx円。
時給差額1xx円。
システム会社との打合せを理解し有利に進め、高額なものを売りつけられ
ないようにするシステム・PC・ネットワーク知識、初心者に集計の習慣を、
なるべく無理なくつけさせるフォームの作成や成長の度合いを見て変更
していく能力、OJTをされずとも業務を直ぐに把握する能力、そこから
業務を改善する能力、スクリプト作成能力。
必要な能力に少なく見積もって以上の差が有り、時給の差は1xx円です。
高額ではありません。
>またAさんは、就業時間中に中抜けして習い事に出かけるなど、自己の
裁量により勤務時間を管理していました。
私のお稽古事の中抜けにつきましては、入社前に役員であるJさんの許可を
口頭にて得ております。
月2〜3回2時間程度の中抜けは可能かお聞きしたところ、普段の拘束時間が
長い為、そのくらいは全く構わないとご承諾くださいました。
なお、中抜け時間はシフト表に明記しました。
これを自己管理とはいいません。
以上回答です。
次に、労働基準法に照合し、私は管理監督者ではないことを記します。
(1)経営に関する意思決定に関与しておりません。
(2)組織のトップとして人・モノ・金に関する決裁権を持ちません。
(3)採用・解雇・評価・異動という生殺与奪権を持ちません。
シフトの作成者であって管理者ではありません。
(4)勤務に関し自己裁量権を持ちません。
(5)実際に部下がいて、実務について指揮命令・実績を日々追う事は
するが、その他の管理はしていません。
(6)給与が極端に高いわけではありません。
これらを以って、私は労働基準法に於ける管理監督者ではありません
ので、労働基準法に則り、休日出勤も含めた時間外労働賃金を請求
します。
ご理解いただけない場合には、労働基準監督署に相談に行く用意が
できています。
その他必要とされる手段が別にあれば、その方法も辞さないつもりで
おります。
迷惑料22万円は、あまりに酷い金額かと思います。
A
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うーん・・・今一つまとまりきらない感じがします。
なので、こちらから回答例を提案することにしました。
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title:Re:会社からの回答
Aさん
気持はよくわかります。
ですが、伝えたいことがきちんと伝わることが大事だと思います。
私でしたら以下のように書きます。
参考にしてください。
「J様
労働基準法における「管理監督者」に該当するか否かは、形式ではなく
実態にて判断されるということはご存じありませんか?
マクドナルドの判決しかり、呼称が「マネージャー」だったり「部長」
だったりしても、実態が管理監督者として処遇するのに妥当とされる
責任や権限、待遇を保持しない場合は、管理監督者としてはみなされず、
残業代を支払う必要があります。
私自身、会社の意思決定に携わることなく、部下に対する人事権もなく、
勤務に関する自己裁量権もありませんし、給料面でも相応の待遇では
ありませんでした。
(これらを立証する十分な材料も揃えています。)
もしこのメールに対して誠意をもって対処していただけないのであれば、
早々に労働基準監督署に相談に行くことはもちろん、必要な手段を行使
する用意があります。
ご検討のうえ、お返事をくださるようお願いします。
なお、ご指摘いただいた部分のみ反論させていただきますと、以下の
とおりになります。
>実際に、35万円という給料は会社の基準よりも10万円以上高く、相応の
金額をお支払いしています。
一般社員は基本給25万円に加算して、近隣に住んでいる場合に5万円の
住宅手当を別途支給しています。
営業マンはこれにプラスインセンティブが発生すると説明されました。
一般社員で住宅手当が支給されていない人はほぼ存在しないと聞きました。
実質5万円未満の差です。
同じコンタクトセンターの一般社員は拘束時間がおよそ30時間短く、
しかも7月か8月、なるべく早いうちに25万にするとJ様より伺って
おります。
さらにアポイント1件につき1xx円円のインセンティブが支給されるの
ですから、私の給料が特に高額とはいえません。
>またAさんは、就業時間中に中抜けして習い事に出かけるなど、自己の
裁量により勤務時間を管理していました。
私個人のものもを含めて、シフトは上司の指示により決定しており、
勤務時間を自己管理するという立場ではありませんでした。
私のお稽古事の中抜けにつきましては、入社前に出社した際Jさんに、
水曜日、月2〜3回2時間程度の中抜けは可能かお聞きしたところ、
「普段の拘束時間が長い為そのくらいは全く構わない」と“許可を受けて”
のことです。
遅刻・早退の連絡も上司に行っていましたし、勤務時間を自己管理
できる立場とはとても言えません。 」
HMパートナーズ 岩沢
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すると、Aさんからすぐに返信がありました。
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title:Re:会社からの回答
岩沢さん
ありがとうございます。
方向性をお示しいただいても、やさしく説得力のある内容で書くことは
本当に難しくて、毎回大変勉強になります。
一部語句を訂正させていただいて、早速先方に返事をいたしました。
進展ありましたらご連絡いたします。
お忙しいのに、本当にありがとうございました。
A
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さ、これで先方はどう出てくるか。
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